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映画「インファナル・アフェア終極無間」
インファナル・アフェアサーガ

香港映画「インファナル・アフェア」が日本公開され、その衝撃に思わずスペシャルページを作成してしまった あの日から早二年、とうとうその三部作の最終章が公開されます。

昨年の第二部は第一部の前日譚であるにもかかわらず、しっかりと作られた綿密な脚本はその第一部の面白さを 倍増させるほどの迫力に満ちた作品でした。

その第二部は1991年から香港返還をはさんだ6年間をえがいています。
若きヤンとラウのそれぞれの日々と中国返還を目前にしたマフィアの抗争、それを追う警察の姿を絡めています。

なぜヤンやラウは潜入しなければならなかったか、なぜウォン警視は執拗にサムを追い詰めるのか、 はじめは小物でお人よしだったサムが大ボスの地位に登りつめる過程でのウォン警視に向ける憎しみの意味は。

そして、この登場人物たちがその憎しみと欲望と矛盾に揺れ動きながら、それぞれが泥沼のような怒涛の争いの中に のめりこまれていって物語りはその第一部に続きます。

第一部は警察とマフィアにそれぞれ潜入したラウとヤンがそれぞれ与えられた役目を果たしながら すでに何年かが経過しているところから始まります。

一瞬たりとも目を離せないスピーディな展開の中で、お互いに今の自分の立場への矛盾や心の変化を 見事に絡め合わせながら、やがてお互いの正体が暴露されるとともに、ウォン警視、そしてサムの の憎しみを重ね合わせながら、クライマックスを迎えますが、果たして、この後ラウはどうなるのか
あまりにも謎の多いラストシーンに誰もが早く続きを望んでいたことでしょう。

そしていよいよすべての結末が私たちの前に明確にされる第三部が公開されます。



公式サイト

●ここで、「インファナル・アフェア」シリーズの雑学をご紹介

1)オーディオショップでラウがトニーから買う真空管のランプ。精神科医の診療所の寝椅子 など、どれもアンティーク・コレクターのラウ監督の私物。
制作費を少なくするためもあるが、ほかにも私物の使用が多い

2)ラウが取り調べた容疑者の携帯の電話先が「Bob Film」(Bob「欲望の街」シリーズの製作会社) や組織のアジトの「牛頭角の長輝ビル」はラウ監督事務所の所在地という内輪ネタ

3)チャップマン・トウの役名ソウキョン(バカのキョン)はラウ監督の中国名(ラウ・キョン)から。
スタッフは”バカのキョン”とは呼びにくかったはず。

4)墓石に刻まれたヤンの生年月日は1966年10月25日で享年36歳。ウォン警視が腕時計を送る場面でも 「25日はお前の誕生日」のセリフが。
しかし、ウォン警視のパソコン内の潜入捜査官ファイルには1970年11月23日生れ、1992年 警察学校入学とある。
実は、脚本担当のアラン・マックは当初、ヤン役は潜入捜査官を10年目で30代前半と想定していた。
だがトニー・レオンの実年齢を考慮して背栄を36歳に変更したときに修正し忘れたミスです。

5)「インファナル・アフェア」の第一部の脚本は見事に組み立てられた完成度の高いものであるが、 即興のシーンも多く、ソウキョンが死んであ然と歩くトニーのシーンは予定になかったのですが、 当日、山の頂上で夕焼けがあまりにも美しかったのでその場で監督が指示したものです。

6)通常脚本家は脚本を監督に渡したら、後はお任せにすることが多いのですが、この作品の脚本を書いた フェリックス・チョンは撮影に立会い、現場で手直しやチェックに当たりました。
香港映画では異例の丁寧さで、その結果これほどの緻密な展開が可能になったのではないかと思われます。

 


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