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ATG(アートシアターギルド)紹介

●ATG(アート・シアターギルド)
“日本アート・シアター・ギルド”の略。
「非商業的な芸術映画を紹介する」という目的で、1961年に発足した。
翌年の“キネマ旬報ベスト10”で、配給作品「野いちご」が第1位という輝かしいスタートをきった。
ATGはその後、邦画の製作・配給に方針を絞り、ローバジェットかつ斬新な映像で人々を強く刺激した。
今回紹介するのはATGが中心となった日本映画を紹介します。
第一期
ヨーロッパ映画や大手映画会社を飛び出した日本の映画監督達による作家性の強い作品を配給上映した アート系映画の拠点としての時代。

  • 1962年(昭和37年)
    「おとし穴」勅使河原宏監督作品(勅使河原プロ)
    「人間」新藤兼人監督作品(近代映画協会)
  • 1963年(昭和38年)
    「みんなわが子」家城巳代治監督作品(全国農村映画協会)
    「彼女と彼」羽仁進監督作品(岩波映画)BR>
  • 1966年(昭和41年)
    「とべない沈黙」黒木和雄監督作品(日映新社)
    「憂国」三島由紀夫監督作品
  • 1967年(昭和42年)
    「忍者武芸帳」大島渚監督作品(創造社)
    「人間蒸発」今村昌平監督作品(ATG・日映新社提携)
    「河 あの裏切りが重く」森弘太監督作品(フィルム新映人)

    第二期
    ATGと各映画の製作会社が製作費を折半する形で始められた「一千万映画」の製作会社の時代

  • 1968年(昭和43年)
    「絞死刑」大島渚監督作品(ATG・創造社提携)
  • 1968年(昭和43年)
    「初恋:地獄篇」羽仁進監督作品(ATG・羽仁プロ提携)
    「肉弾」岡本喜八監督作品(ATG・肉弾を作る会提携)
    「さらば夏の光」吉田喜重監督作品(現代映画社)
  • 1969年(昭和44年)
    「新宿泥棒日記」大島渚監督作品(創造社)
    「宵闇せまれば」実相寺昭雄監督作品(プロダクション断層)
    「心中天網島」篠田正浩監督作品(ATG・表現社提携)
    「少年」大島渚監督作品(ATG・創造社提携)
    「薔薇の葬列」松本俊夫監督作品(ATG・松本プロ提携)
  • 1970年(昭和45年)
    「地の群れ」熊井啓監督作品(ATG・えるふプロ提携)
    「エロス+虐殺」吉田喜重監督作品(現代映画社)
    「東京A争戦後秘話」大島渚監督作品(ATG・創造社提携)
    「無常」実相寺昭雄監督作品(ATG・実相寺プロ提携)
    「B獄エロイカ」吉田喜重監督作品(ATG・現代映画社提携)
    「日本の悪霊」黒木和雄監督作品(ATG・中島プロ提携)
  • 1971年(昭和46年)
    「修羅」松本俊夫監督作品(ATG・松本プロ提携)
    「書を捨てよ町へ出よう」寺山修司監督作品(ATG・人力飛行機舎提携)
    「儀式」大島渚監督作品(ATG・創造社提携)
    「曼陀羅」実相寺昭雄監督作品(ATG・実相寺プロ提携)
    「あらかじめ失われた恋人たちよ」田原総一郎・清水邦夫監督作品(ポール・ヴォールトプロ・ATG提携)
    「告白的女優論」吉田喜重監督作品(現代映画社)
  • 1972年(昭和47年)
    「天使の恍惚」若松孝二監督作品(ATG・若松プロ提携)
    「鉄輪」新藤兼人監督作品(近代映画協会)
    「秘花」若松孝二監督作品(若松プロ)
    「哥」実相寺昭雄監督作品(ATG・実相寺プロ提携)
    「夏の妹」大島渚監督作品(ATG・創造社提携)
    「午前中の時間割」羽仁進監督作品(ATG・羽仁プロ提携)
    「音楽」増村保造監督作品(ATG・行動社提携)
    「讃歌」新藤兼人監督作品(ATG・近代映画協会提携)
  • 1973年(昭和48年)
    「鉄砲玉の美学」中島貞夫監督作品(ATG・白楊社提携)
    「股旅」市川崑監督作品(ATG・崑プロ提携)
    「戒厳令」吉田喜重監督作品(ATG・現代映画社提携)
    「心」新藤兼人監督作品(ATG・近代映画協会提携)
    「津軽じょんがら節」斉藤耕一監督作品(ATG・斉藤プロ提携)
  • 1974年(昭和49年)
    「卑弥呼」篠田正浩監督作品(ATG・表現社提携)
    「ねむの木の歌」宮城まり子監督作品(宮城まり子製作)
    「キャロル」龍村仁監督作品(ATG・怪人二十面相プロ提携)
    「竜馬暗殺」黒木和雄監督作品(ATG・映画同人社提携)
    「あさき夢みし」実相寺昭雄監督作品(ATG・中世プロ提携)
    「田園に死す」寺山修司監督作品(ATG・人力飛行機舎提携)
  • 1975年(昭和50年)
    「吶喊」岡本喜八監督作品(ATG・喜八プロ提携)
    「ある監督の生涯−溝口健二の記録−」新藤兼人監督作品(近代映画協会)
    「めぐり逢い」吉田憲二監督作品(ATG・綜映社提携)
    「鬼の詩」村野鐵太郎監督作品(ATG・鐵プロ提携)
    「本陣殺人事件」高林陽一監督作品(ATG・たかばやしよういちプロ・映像京都提携)
  • 1975年(昭和50年)
    「祭りの準備」黒木和雄監督作品(ATG・綜映社提携)
  • 1976年(昭和51年)
    「変奏曲」中平康監督作品(ATG・中平プロ提携)
    「任侠外伝 玄界灘」唐十郎監督作品(ATG・唐プロ提携)
    「金閣寺」高林陽一監督作品(ATG・たかばやしよういちプロ・映像京都提携)
    「青春の殺人者」長谷川和彦監督作品(ATG・今村プロ提携)
  • 1977年(昭和52年)
    「日本人のへそ」須川栄三監督作品(ATG・須川栄三プロ提携)
    「不連続殺人事件」曽根中生監督作品(ATG・タツミキカク提携)
    「聖母観音大菩薩」若松孝二監督作品(ATG・若松プロ提携)
    「黒木太郎の愛と冒険」森崎東監督作品(ATG・馬道プロ提携)
    「西陣心中」高林陽一監督作品(ATG・たかばやしよういちプロ提携)
    「北村透谷 わが冬の歌」山口清一郎監督作品(ATG・三映社提携)
  • 1978年(昭和53年)
    「星空のマリオネット」橋浦方人監督作品(東京ビデオセンター)
    「原子力戦争」黒木和雄監督作品(ATG・文化企画プロモーション提携)
    「サード」東陽一監督作品(ATG・幻燈社提携)
    「曽根崎心中」増村保造監督作品(ATG・行動社・木村プロ提携)
    「新人間失格」吉留紘平監督作品(吉留事務所)
    「君はいま光の中に」吉田憲二監督作品(秀映株式会社)
    「OUR SONG and all of you」龍村仁監督作品(りぼん)
    「正午なり」後藤幸一監督作品(人間プロ=プロダクション12提携)

    第三期
    若手監督を登用してヒット作品を生み出していった時代。

  • 1979年(昭和54年)
    「青春PARTU」小原宏裕監督作品(ATG・キャンえんたあぷらいず提携)
    「絞殺」新藤兼人監督作品(ATG・近代映画協会提携)
    「Keiko」クロード・ガニオン監督作品(ヨシムラ・ガニオン・プロ)
    「もう頬づえはつかない」東陽一監督作品(あんぐる+ATG)
  • 1980年(昭和55年)
    「海潮音」橋浦方人監督作品(シネマハウト+ATG)
    「ヒポクラテスたち」大森一樹監督作品(シネマハウト+ATG)
    「ミスター・ミセス・ミス・ロンリー」神代辰巳監督作品(市山パースル+ATG)
  • 1981年(昭和56年)
    「ツィゴイネルワイゼン」鈴木清順監督作品(シネマ・プラセット)
    「ガキ帝国」井筒和幸監督作品(プレイガイド・ジャーナル社+ATG)
    「遠雷」根岸吉太郎監督作品(にっかつ撮影所+NCP+ATG)
    「風の歌を聴け」大森一樹監督作品(シネマハウト+ATG)
    「近頃なぜかチャールストン」岡本喜八監督作品(喜八プロ+ATG)
  • 1982年(昭和57年)
    「転校生」大林宣彦監督作品(日本テレビ放送網+ATG)
    「九月の冗談クラブバンド」長崎俊一監督作品(シネマハウト+プロダクション爆+ATG)
    「TATTOO〔刺青〕あり」高橋伴明監督作品(国際放映+高橋プロ+ATG)
    「怪異談 生きてゐる小平次」中川信夫監督作品(磯田事務所+ATG)
    「キッドナップ・ブルース」浅井慎平監督作品(バーズ・スタジオ+ATG)
  • 1983年(昭和58年)
    「家族ゲーム」森田芳光監督作品(にっかつ撮影所+NCP+ATG)
  • 1984年(昭和59年)
    「廃市」大林宣彦監督作品(PSC+新日本制作+ATG)
    「蜜月」橋浦方人監督作品(シネマハウト+ATG)
    「人魚伝説」池田敏春監督作品(ディレクターズ・カンパニー+ATG)
    「逆噴射家族」石井聡互監督作品(ディレクターズ・カンパニー+国際放映+ATG)
    「さらば箱舟」寺山修司監督作品(劇団ひまわり+人力飛行機舎+ATG)
    「お葬式」伊丹十三監督作品(NCP+伊丹プロ)
  • 1985年(昭和60年)
    「生きてるうちが花なのよ・死んだらそれまでよ党宣言」森崎東監督作品(キノシタ映画)
    「台風クラブ」相米慎二監督作品(ディレクターズ・カンパニー)
  • 1986年(昭和61年)
    「君は裸足の神を見たか」金秀吉監督作品(日本映画学校=ATG)
    「野ゆき山ゆき海べゆき」大林宣彦監督作品(日本テレビ放送網+バップ+ATG)