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監督名

イングマール・ベルイマン

1918年生
監督肖像
略歴
  • 1918年 スウェーデン、ウプサラに牧師の子として生まれる。少年時代より演劇に興味を持つ
  • 1940年 王立劇場の演出助手となる
  • 1944年 「もだえ」のシナリオを書き、シューベルイ監督により映画化(本人は助監督)
  • 1945年 「危機」で監督デビュー。以後、演劇と映画で仕事を進める
  • 1955年 「第七の封印」を監督。以後「野いちご」等の傑作を生み出す
  • 1962年 問題作「沈黙」を監督
  • 1982年 5時間の大作「ファニーとアレクサンデル」監督後映画界を引退。演劇を中心に現代に至る 
デビュー作紹介

1945年に演出した「危機」です。
ベルイマンは大好きな監督の一人ですが、残念ながらこの作品は見ていません。 この人の作品は、派手な娯楽性より芸術性の高い作品が多く、またモノクロ作品かつスウェーデン映画ということで 、一部の映画団体が自主上映する以外に、DVDとしてでさえ過去の作品を見ることが難しいので、後年の傑作を みてファンになった私たちの年代としては、なかなかその処女作をみる機会はありませんでした。従って、監督自身の 語る言葉で代用しようと思います。
物語は若い娘ネリーとその母、恩人の女インゲホルイとの物語で このネリーを主人公に彼女に言い寄る二人の獣医を絡めて物語が進みます。
「この第一回監督作品の頃、私は演劇に熱中していたので、原作もメロドラマの戯曲を選び、演出も 何とか芝居を超克しようと思いながら、結局は演劇的なものの勝ちすぎた出来になっていた」(ベルイマン自作を語る)
私見

今や映画といえばアメリカ映画が全盛で、このイングマール・ベルイマンのような北欧 スウェーデン映画など、おそらくみる機会はごく一部の人をのぞいて無いと思います。この監督にしてもすでに 映画は作っていないし、過去の傑作が自主上映されることも非常に少ないので、あえてこの監督を紹介したい。
おそらく、少し映画をみる本数が増えてきて、派手な娯楽映画に少し物足りなさを感じ始めてきた人に とっては、この監督の作品を一本見たらはまってしまうであろうと思います。まさに神秘的な作品と言うに ふさわしい映画を作った人です。
。『第七の封印』では十字軍の騎士が死神とチェスの試合をする場面。 『野いちご』では、針のない街頭の大時計が出てくる場面。『処女の泉』では両親が娘の死体を抱き起こそうとすると 頭の下から水が噴き出し泉になるラストシーン。『沈黙』ではふしだらな妹に対して病に侵された姉の悲痛な自慰シーン。 『仮面/ペルソナ』では女優と看護婦の人格が入れ替わる衝撃のシーン…。等、どれをとっても神と悪魔、人間の神秘、一種怖いくらいの世界を 芸術性と娯楽性を秘めて描いた監督です。
「ファニーとアレクサンデル」を最後に映画監督を引退した ことは残念です。
これほど芸術性の高い作品を作り続けて人ですが座右の銘は「面白くあれ」であり 自分の映画から娯楽性を観客に与えることを一つの義務にした監督です。
主な作品
  • 危機 (1945年)
  • 渇き   (1949年)
  • 夏の遊び(1950年)
  • 不良少女モニカ(1952年)
  • 道化師の夜(1953年)
  • 第七の封印 (1956年)
  • 野いちご   (1957年)
...
  • 魔術師 (1958年)
  • 処女の泉(1959年)
  • 鏡の中にある如く(1961年)
  • 冬の光(1961年)
  • 沈黙  (1963年)
  • 仮面・ペルソナ  (1966年)
  • ファニーとアレクサンデル(1982年 )

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